夢を観ている時の、あの現実感の希薄さ。一見昼間と変わらずに生活しているように見えて、どこかその着実さ、束縛でもある確かさから浮遊しているあの感じ。その中で私たちは、しばしば無鉄砲になり、モラルを見失い、そしてひどい悪夢に転落する。*1 もし現…
J-B・ポンタリス『魅きつける力』は一九九〇年、リヨン近郊のトマス・モア文化センターで行われた同氏の講演を元に加筆修正された比較的薄めの本である。そのなかで、書名にもなっている夢の牽引力 force d attraction (すなわち「魅きつける力」)について…
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